今、僕はとても悔しい。

こんなに悔しいと思うことなんてもうないのだろうと思っていた。

なぜなら…







気持ちの変化

僕はプロサッカー選手を辞めた

ついこの前までは

サッカー=お金

であり。

サッカーを頑張って結果を出すとお金が貰える

サッカーとお金が結びついている環境にいたから

結果が出なければお金がもらえない

それじゃ生活できなくなる

セレッソ時代も、何も結果が出なかったから契約期間の3年が終わればクビになり

カンボジアでは結果が出たからオファーをもらい給料も上がった

実にわかりやすく難しい世界

でも今シーズンからはプロではなく

アマチュア

今はサッカーで一銭ももらってません

言ってしまえば

サッカーをどれだけ頑張っても生活できない

だから

サッカー頑張ったところでお金も貰えないし

という考えが頭の中にあった

正社員になり、朝から5時半まで仕事

正直夜の練習の前には仕事で体力を使い果たしてる

どうしてもサッカーに100%の力を注ぐことができなかった

口では

サッカー頑張ります

とは言ってたものの

プロじゃないサッカーに対して情熱を燃やすことができなかった

そんな日々が入団してから約2ヶ月続いていた

その間に4人いたキーパーのうち2人が怪我で離脱

モチベーションもコンデションも上がらぬまま自動的にベンチ入りになった

そして、天皇杯1回戦を迎えるのだが

JFL相手にチームは1-5と大敗

四国リーグでは5連勝だったので今シーズン初負け

チームの雰囲気もあまり良くなく

こういうときはキーパーのチェンジがよくある

自分もよく1試合の大敗だけでチャンスを失ったことが何回もあった

今回は自分にチャンスが回ってくる番だった

モチベーションもコンデションもいまいち上がらぬままデビュー戦を迎える

前回のブログに書いたようにデビュー戦は勝利

ただ、前半はパスだけでほぼボールに触ってないし後半にカウンターくらって何度かピンチを防いだけど

正直勝ち試合

半年間公式戦から遠ざかってたため試合勘もなく

終始ふわふわしてたし、試合をしたという感覚があまりなかった

そして、今シーズンの大一番

vs高知ユナイテッドSC

を迎える

リーグ戦はお互い全勝同士

ただ高知ユナイテッドSCは10得点の試合も珍しくなく得失点では敵わない

高知が他の試合で引き分け、負けなんてありえない話で

もし、この試合を落とすと後期に直接対決で勝っても得失点差で自分たちの優勝はほぼなくなる

四国リーグを優勝するためには本当に落とせない大事な試合

そんな試合にスタメンで出場することになった

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まだモチベーションもコンデションも上がらぬままこの大一番を迎えた

このままでやれるのか…

そんな心配は試合が始まると一瞬にして消え去った

デビュー戦の相手とは違い攻められる回数も多く

すぐにスイッチが入った

相手の足もとに飛び込みボールを弾き出した際に相手に腕を踏まれ

相手と審判に言い寄った

今までのモチベーションであれば、こんな言い寄ることなんてなかったし

明らか今までより気持ちが入ってる

やっぱ負けたくないという気持ちが強かった

前半を0-0で折返し、ここからというとき

後半1分に先制点を許す

後半開始早々チームが集中しきれてなくDFラインを上げきれずにクロスを入れられ

自分のポジションも少し悪く、ヘディングシュートを決められた

自分にとって今シーズン初失点

盛り上がる相手チームに声を荒げるうちのベンチ

わぁ〜、なんか試合やってるな〜

という気持ちが更に高まった

まだ後半は始まったばかり

そして、後半も折返しの時間になりやっと追いつく

ドンピシャのクロスにヘディングシュート

一瞬、時が止まったかのようなキレイな得点

1-1になりまだまだ勝負はわからない

コーナーキックの守備になり、相手がゴール前に固まり、明らか自分を飛び出させないようにしてきた

相手のこの試合で優勝決めてやるという強い気持ちが伝わってきた

そんな中でも飛び出してギリギリボールに触れなんとかピンチを抜け出したのだが

相手に勝ち越しのゴールを奪われる

カウンターをくらい数的不利の状況でFWと自分との一対一の状況になった

少し前にDFラインの裏をつかれ、一対一になったときはなんとかファーへのシュートを腕に当てて防いだのだが

相手はしっかりと落ち着いて逆のニアをついてきた

ここでもう一度止められていればまだ勝利の可能性はあったのだが

止めきれず勝ち越され、残り数分

ラストワンプレーのところでFKを得て、自分もゴール前まで上がったのだが

惜しくも枠をそれて試合終了のホイッスルが鳴った

あー、負けたかー

正直めっちゃ悔しかったし

悔しいという気持ちになれたことが本当に良かった

自然とサッカーに本気になれてた

妻のビザのためにも正社員で働かなければならなくなり

サッカーでお金を稼ぐことを辞めた

自分にも仕事、仕事、仕事と言い聞かせてた

だけど高知戦のおかげで、またサッカーへの情熱が湧いてきた

今までは

サッカー=お金

そう思ってたし、それがなければダメだとも思ってた

けど

サッカーでお金を貰わなくても本気になれるかどうか

今回の試合で自分にとってのサッカーへの考え方が変わった

サッカーはサッカーであり

お金があろうがなかろうがサッカー

サッカーを続ける限り

本気でサッカーと向き合うことが重要

サッカーのおかげで自分はここまで成長できたわけだし

またこれからも成長させていただきます!!







と言いつつも

来月から仕事の研修も終わり、営業所配属になります

今以上に仕事が忙しくなるし、仕事でも結果を求めないといけなくなる

もちろん家族のために仕事もバリバリ頑張ります


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荻野賢次郎